白い背景に反射する宝石ダイヤモンドの3D画像。

宝石と宇宙

宝石の事のはじまり〝宇宙編〟

分離されたカルセドニー地質結晶を持つ瑪瑙の画像。

宝石は美しい色と輝きを持つだけでなく、その背後には宇宙創造から始まる不思議なエネルギーやパワーがあります。

エネルギーやパワーの源となる〝宇宙の起源〟までさかのぼり〝宝石の母体となる地球〟そして〝原石が出来上がるまでの驚異的なプロセス〟を知ることでその魅力とパワーをより一層感じることができるでしょう。

それでは、宝石の世界へと一緒に深く探求してみましょう。

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ビッグバンの爆発がすべての起源となった

ビッグバン説の爆発をイメージとした、青い光線が宇宙空間で放射状に破裂する画像。

宇宙の誕生

ビッグバン説は、宇宙の起源を説明する理論の一つです。

約138億年前に宇宙そのものが小さく、全てのものが非常に高密度・高温の状態で集まっていたと考えられます。そのため、粒子同士が激しく作用しあっていました。

この状態が非常に不安定であったので、何らかのきっかけで、非常に短時間で爆発が起きました。

この爆発によって、宇宙は膨張を始めました。

この膨張は非常に早く、数秒間で物質やエネルギーを含む宇宙が形成されました。この時期はプラズマと呼ばれるエネルギー豊富な状態であり、物質自体の存在はまだありませんでした。
しかし、宇宙が膨張し続ける中で、温度が下がっていったため、プラズマが冷えて原子核や電子が結合し始めました。
これによって最初の原子が形成され、宇宙の初期状態からはじまる物質の時代が始まりました。
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3Dによる暗い背景に光る核モデル。輝くエネルギー球。原子核や電子の結合をイメージした画像。
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この時点では、まだ星や銀河などの形成は起こっていませんでしたが、物質の存在が確立されたことで、その後の宇宙の進化が可能になりました。
原子が集まって重力が働き、密度の異なる領域が形成され、そこから星や銀河が誕生するようになりました。
宇宙背景放射〝­光〟

私たちの目に見える色や光のスペクトルが生まれるのは、光子の動きによるものです。­

プラズマが冷えて原子核と電子が結合し始めたことにより、光子が自由に移動できるようになりました。

光子の自由な動きにより、宇宙は透明度を持つようになり、宇宙背景放射と呼ばれる光が広がり始めました。
自らが光源となる〝星〟

その後、ガスの集合体である原始ガス雲が出現しました。

この原始ガス雲の中での重力が作用して、ガスが引き寄せられ圧縮されていきます。

この圧縮によって温度が上昇し、巨大なエネルギーが放出され、星が誕生しました。

このエネルギーが星の内部で光を生み出し、星自体を照らし出す光源となりました。

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超銀河団へ発達

恒星が爆発し散らばるイメージとを表現した、らせん状に青い光が炸裂する構図の画像。

お互い同士引かれあう星や恒星

銀河は、星や恒星が重力の作用でお互い同士引かれあい、共通の中心を回転しながら集まっています。

この銀河がさらにお互い同士引かれあい、銀河団を形成していきます。

それらが更に結びついて、宇宙最大規模の構造物、超銀河団を形成していきます。
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太陽の元となる恒星

­太陽の元となる超高温の恒星のイメージ画像。

太陽の元となる恒星は、宇宙の中での驚くべき生まれ変わりの物語です。
­すべては、巨大なガス雲の中で始まりました。
­核の形成
数百から数千光年にわたる広大な領域に広がるガス雲は、主に水素とヘリウムで構成されています。
これらのガス雲は、銀河の中で重力の影響を受けて収縮し始めます。
重力の力によって、ガス雲は中心に向かって集まり、その密度が高まります。
この収縮運動によって、ガス雲は温度を上げ、エネルギーを発生させます。
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そして、ガス雲の中心には、温度と圧力が非常に高まった〝核〟が形成されました。
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核内部での温度条件は、約1万度以上になります。この高い温度によって、水素原子核同士が核融合を起こすことができます。
水素がヘリウムに変換され、その過程でエネルギーが放出されます。
核融合反応によって、巨大なガス雲の中心にあるこの新しい恒星は、光と熱を放射し始め、自身の内部に蓄えられたエネルギーを輝かせます。
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太陽系へと進化

太陽を中心に円盤状に星が配置された太陽系のイメージを図式化した白黒画像。
­円盤状の構造
太陽系の形成は約46億年前に起きました。
この過程は、太陽の形成と同時に円盤状の構造で進行していきます。
当時、宇宙はガスと塵で満たされていました。
このガスや塵は、恒星の爆発や銀河間の衝突などの過程で生まれたものです。
そして特に、巨大な恒星の爆発が重要な役割を果たしました。
これらの爆発で生じた物質は、宇宙に拡散し、次第に集まっていきました。
この物質が集まっていく過程で、重力の影響によって密度の高い領域が形成されました。
最初はこれらの領域は小さな塊でしたが、時間の経過とともに成長し、大きな塊となっていきました。
その中で太陽が形づくられ、先に恒星爆発によって生成されたガスと塵が集まって円盤状の構造を形成しました。
円盤状構造物の中心部には太陽が存在し、周囲の物質は重力の影響で太陽に引かれていきました。
周囲の物質同士が衝突し、くっつき合うことで太陽の周りに小惑星が形成されていきました。
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地球の誕生

地球を真っふたつに割って、地球内部のマグマを見せたイメージ画像。
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地球の誕生は、宇宙の素材と時間の魔法が交差する美しいプロセスです。
約46億年前、太陽を中心とする巨大なガスと塵の円盤が形成されました。この円盤は、若々しい太陽の周りを回りながら、何百万年もの歳月をかけて進化を遂げていきます。
地球の特徴がつくりだされるステップ
この円盤の中では、極小な塵粒が衝突・結合し、成長していきます。
重力の力によって塵は集まり、小さな惑星や月のような天体が形成されました。これは、地球の建設ブロックとなる物質の最初のステップでした。
同じ時期、太陽から放出される強力なエネルギーと放射線が、円盤内の物質に影響を与えました。
このエネルギーは、ガスの一部を蒸発させ、爆発的な太陽風として外部に放出します。
そして、太陽に近い場所では高温の惑星が、遠い場所では氷のような物質を含む惑星が形成されていきました。こうして地球の初期の特徴が作り出されました。
さらに、地球を形成するための最も重要な出来事が起こりました。小さな天体同士の衝突が続き、これによって地球の質量は増大していきます。現在の地球の核とマントル、そして岩石の地殻が形成されました。
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地球の三層構造

リソスフィアの画像。地球の内部、クラフト、マントル、コア構造の断面図。

 

地殻(クラスト/Crust)
地球の表面部分であり、陸地や海洋を形成しています。地殻はさまざまな岩石から構成されており、平均的には約30キロメートルの厚さを持っています。地殻は地球の表面で私たちが歩く場所であり、地球の地形や大気と直接接しています。
マントル(マントル/Mantle)
地球の中間層であり、地殻から約2,900キロメートルの深さまで広がっています。マントルは様々な種類の岩石から構成されており、高温高圧の状態を持っています。マントルの上部は固体(上部マントル)であり、下部は部分的に溶けているウルトラマフィック岩(下部マントル)です。マントルは地球の大部分を占めており、地球上の地殻や大部分のマグマの源となっています。
外核(コア/Outer Core)
地球の中心に位置し、地殻やマントルの外側に広がっています。外核は主に液体の鉄とニッケルから構成されており、高温高圧の状態を持っています。外核は地球の自転によって生じる地磁気を生成する役割を果たしており、地球を太陽風や宇宙線から守っています。
内核(コア/Inner Core)
地球の中心部分であり、外核の内側に存在しています。内核は主に固体の鉄とニッケルから構成されており、高温高圧の状態を持っています。内核は非常に高い圧力下で存在するため、固体であるにも関わらず非常に高温に熱せられています。
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最古のジルコンとダイヤモンド

ジルコンの原石と研磨された宝石、ふたつの対照画像。

­最古のジルコンは44億年前に形成される
最古のジルコンは、西オーストラリアのジャックヒルズで発見されました。地球上で最も古い鉱物です。
この鉱物は、地球がまだ若かった約44億年前に形成されました。
興味深いところは、このジルコンに含まれる結晶の中の記憶です。このジルコンの発見は、地球の歴史の初期段階についての情報となり、地質学者をおおいに興奮させたことでしょう。
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鉱山内の自然な状態の大きな切れ目のないダイヤモンド原石。

­ダイヤモンドの形成
その後、地球深部の高温高圧部でダイヤモンドが形成されました。
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ダイヤモンドは、地球誕生の20億年ほどを経てから、出来たと言われています。
地球のマントルに存在する炭素が長い時間をかけて結晶化したものです。
このダイヤモンド、地下150〜250キロメートルもの深い場所で、数千度の温度と、約5GPa(ギガパスカル)以上の圧力というとてつもない環境で作られます。
さらに、形成にかかる期間は、数十万年から数億年。
それがその周囲で発生したマグマによって包み込まれ、高速で地表に現れたものを人が発見した、というのが始まりでした。
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結晶の成長

白い背景に美しい色彩と柄を持つ青いアゲートの結晶の断面。

 マグマの温度がさらに下がり環境が落ち着くと、結晶が成長し、無色の鉱物と色付きの鉱物が晶出されていきました。
まず、地下には熱や圧力の高い環境があります。
このような環境の中、溶けた鉱物やミネラルが液体の状態で存在しています。そして、この溶液中に存在する鉱物やミネラルが冷却されると、結晶の成長が始まります。
結晶の成長は、「核」と呼ばれる小さな結晶から始まります。これは、固体と液体の境界面にできる極小さな結晶です。そして、溶液中の他の鉱物やミネラルがこの核に付着し、結晶が次第に成長していきます。
結晶は同じ方向や形状を持つ分子の集まり
結晶独特の美しい形状や模様が生まれる訳は、溶液中の成分が固まり成長するときに、同じ方向や形状を持つ分子が集まるからです。
また、美しい結晶の要因は時間にも依存しています。時間がたつほど、結晶は大きく成長し、独特な形を持つことになります。
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宝石は地球からの贈り物

〝宝石は地球からの贈り物〟をイメージとした、神の手に沢山の粒子状の光をのせ、光の結集がハートに見える画像。

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このように、地球内部でさまざまなプロセスを経た原石が地表に到達し、宝石として扱われるようになりました。
宝石は、地球からの贈り物であり、その美しさと希少性によって私たちを魅了します。地球の深部で長い年月をかけて形成される宝石は、まさに自然界の奇跡です。
希少性・独自エネルギー・美と魅力
宝石は希少であることからも価値があります。地球上で見つかる宝石の中でも、非常に限られた場所や特定の条件下でしか形成されないものが存在します。ダイヤモンドはその最たるもので、形成の過程は驚異的なものです。そのため、希少性と美しさが共鳴し、豪華な宝飾品へと変化します。
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また、宝石はそれぞれ独自のエネルギーを持っています。古代から、癒しや保護の力を持つと信じられてきました。宝石のエネルギーは、身につける者に心の安定や良い運気を届けるとされており、人々の生活に幸福感をもたらしてくれます。
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そして、それぞれの宝石が放つ輝きは、私たちに美と魅力を与えます。宝石の美しい色や輝きは、私たちの心を喜ばせ、心を豊かにしてくれます。身につけることで私たちの魅力を引き出し、特別な日々をより美しく輝かせてくれます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私たちは、地球の奇跡とも言える美しさやエネルギーを大切に、心を込めて制作したジュエリーをお届けしています。
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