シルバーが変色したらどうすればいいの?
僕の名前はマロン。
KAMUITOの新入社員で、このブログを担当しています。
(=^・^=)シルバーのお手入れってちょっと大変、って思ったりしませんか?
シルバーってちょっと置いておいたり、温泉にうっかりつけたまま入っちゃったりしたら、真っ黒になっちゃう・・・でしょ?!
だからその度に、お手入れしなきゃいけない。
ところであの黒くなるのって、なんだと思いますか?
あれって実は、酸化しておこった「サビ(錆)」じゃないんです。
シルバーが硫黄成分や塩素に反応して黒く変色する「 硫化(りゅうか) 」という化学反応なんだよ。
錆びと硫化の違い
「錆び」は金属を浸食して劣化させてしまうので、一度錆びると修復はほぼ不可能。 でもね、「硫化」は金属表面に「硫化膜」ができているだけだから、金属内部に侵食していない。 だから表面を磨くだけで元の輝きが戻るんだ。
でも、磨くと言われてもどうやって?って思う人、いますよね。
僕も〜。
特に、宝石がセットされていると、石に傷が付いてしまうのではないかと手が付けられなかったりしませんか?変色したまま放置状態だったりしてね。(苦笑)
でもね、ピカピカによみがえらせる方法をオーナーから教えてもらって、とっても簡単だったから、今日はそれをお伝えしようと思います。
それは液体タイプのクリーナー「シルバーリップ」を使った方法。
シルバークロスだと研磨剤で削り取るという感じだけど、これは硫化被膜を還元反応によって溶かすというものです。ほとんどダメージがなく元の形をキープできるという優れもの。
宝石が付いていても、もちろんシルバーだけでもOK!
シルバージュエリーのメンテナンス
う~ん、これはかなり変色している。はたして元の輝きが戻るのかな~??
メンテナンスに必要なもの
用意するもの
①シルバーリップ
②器(アクセがシルバーリップ容器に入れば不要)
③洗浄用の水
④ピンセットまたはゴム手袋(素手で直接シルバーリップに触れないでね)
⑤拭き取り用の柔らかい布
メンテナンス手順
1.シルバーリップにひたす
シルバーリップのケースに入らない大きさのジュエリーはこのように器にいれてね。
数秒で白くなるなるんだよ。
変色の度合いにもよるけれど、だいたい2~10秒程で徐々にシルバーの変色が除去され、シルバー色と輝きが蘇るんだ。
白くなったらすぐに引き上げてね。
シルバーリップは何度でも使えるので、使い終わったらまた容器にもどして保存してください。
2.水洗い
洗浄した製品を液から取り出し、水道水で十分水洗い。
3.水滴の拭取り
吸水しやすい柔らかい布なんかで表面を優しくなでるように水分を拭き取るんだ。
水滴をよく拭取らないで放置したまま乾燥すると、水道水に含まれているカルキなんかで、白いシミができる原因になります。気をつけてくださいね。
メンテナンス完了
宝石のついたシルバーで気を付けてほしいこと
宝石の特徴は様々、多孔質(たこうしつ)と言って石の表面に細かな穴があいていて液体が沁み込みやすいものがあるんだ。中にはとてもデリケートなものもあるんだ。
残念ながらこれらはシルバーリップが使えないので注意してくださいね。
①真珠・トルコ石・サンゴ・カメオ・象牙・マラカイト・エメラルド・オパール
②天然の宝石に着色やコーティング処理が施してあるもの
これを守らないと、せっかくの大切なジュエリーがダメになっちゃうから気をつけてくださいね!
シルバー製品の保存の仕方
僕の体験から言うと、毎日身に着けているシルバーアクセは不思議と変色しないんだ。
だから、保存しておく時が重要なんだね。
シルバー製品は、なるべく空気に触れないように、使用後はアクセサリー専用のクロスで拭いて、小さなチャック袋や個別にケースに保管すれば、かなり黒ずみを軽減できます。
シルバーは使えば使うほど輝きが増すし、味が出てくる。
お気に入りのジュエリーで、輝きのある素敵なライフを楽しんでください。